足立区視力障害者福祉協会には、会員それぞれが楽しく過ごすためのクラブ活動が複数あります。以下にご紹介致しますので、ぜひご参加ください。
ガイドヘルパーさんとは?
当協会のホームページに出てくる「ガイドヘルパー」とは、視覚障害者ガイドヘルパー(正式名称は同行援護従業者)を指します。視覚に障害を抱える方の外出をサポートするヘルパーです。外出における移動の安全を守り、外出先での代読代筆の支援をします。
足視協手芸部「レアレアクラブ」
2022年4月に発会したクラブです。
レアレアとは、ハワイ語で「楽しむ・喜ぶ」と言う意味で、会員の皆さんと楽しく・喜びを共にしたいとの思いで名づけました。
【講師ご紹介】
レアレアクラブは、講師のK先生なくしては成り立ちません。
1998年、家族旅行でハワイを訪れ、伝統文化の一つであるハワイアンリボンレイに出会いました。ハワイアンリボンレイとは、リボン・ヤーン「モヘヤー糸」・木の実などを使い草花を表現するアートです。
リボンレイを日本の皆さんに広めたいとの思いが募り、ハワイの先生の元へ1999年から10年間レッスンに通い、ハワイアンネームと認定証を取得。
2011年5月、米国ハワイ州 クラフトデザイン インストラクター 取得。
同年8月、Bronze Certificateを取得。
現在、足立区内での自宅レッスンや都内公共施設でのワークショップ・展示会でご活躍中。
2021年5月、足立区役所アトリウムで足立区文化団体連合会70周年記念展示会を開催。
足立区文化団体連合会役員としても現在ご活動中です。
【先生との出会い】
K先生との出会いは2018年5月、足立区役所での美遊展でした。
「ワークショップがあるので、お時間があったら是非」とお声をかけていただきました。ラッキーとの思いで、即、体験。2色のリボンでブレイド編みをし、ククイの実をつけ、パスケースに飾り付け。まさか自分の手で作品作りができるとは思っておらず、とても感動しました。
見えない者への指導は躊躇される方が多い中、ハワイアンリボンレイのレッスンに通う事をK先生は快諾して下さいました。
レッスン場所に伺うと、お部屋は色々な作品で飾られていました。あれもこれも作ってみたい!との思いが増していきました。
【手芸部 発足!】
2019年4月、次年度に足立区が担当で家庭生活訓練(視覚障害者向け講習会)を行うとのことで、企画を求められました。是非、ハワイアンリボンレイを視覚障害の皆さんへご紹介したいと思い、先生にお願いし、ご快諾を頂きました。
2020年、コロナウイルス感染拡大の中でしたが事業開催。
会場の人数制限で会場変更など、色々な事がありましたが、多くの皆さんの参加、ガイドヘルパーさん達のご協力もあり盛況のうちに終了。
先生も私たち見えない人のためにと リボンにボンドで印を付けたり、触って分かるようにしてくださったり、リボンの切り口がほつれないようにとライターで焼き付けてくださったり、と多岐にわたりご配慮くださいました。
参加の皆さんも先生のご配慮に感動していました。
この経験をもとに、2022年に足視協で手芸部発足となりました。
【そして現在…】
月1回、毎回楽しく活動しています。
12月初旬、障がい者週間の「アート展」にクラブ合同作品を出品します。
2023年は、アネモネの花のリースを出品予定です。皆さんで色とりどりのリボンを使用しアネモネのパーツ作りをしました。12月に足立区役所で展示される完成作品をどうぞお楽しみに!
女性会員さんの中に、男性会員さんがお1人いらっしゃいますが、皆さんと一緒に楽しく作品作りをしています。
是非一度、体験にいらしてみてください。
【手芸部「レアレアクラブ」概要】
活動日時 | 毎月1回。水曜日。午後1時30分から。 |
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活動場所 | 竹の塚障がい福祉館 視覚障がい研究室 |
費用 | 会費と材料費として1回2,000円。 |
③リボンが花びらとなり、花の形になっていきます。
④皆さんが作った花を輪につけてリースにしていきます。
5月の手芸クラブ活動報告、今回は、パイナップルです。
ハイビスカスのお花を15ケ作りました。細かい作業ですので、皆さんぶつぶつ言いながら、チクチク縫っていました。リボンの幅で小ぶりの物、少し大きめの物と色合いもカラフルです。
卵型の土台にかなり強力な両面テープでお花を飾っていきました。先生やガイドさんの目をお借りして、色合いを見ていただきながら飾り付けていきました。同じようなリボンですが、飾り方で感じが変わっています。
丸型、四角型のフォトスタンドに両面テープで付けました。通常はグルーガンで付けるのですが、視覚障害の私たちには作業が難しいので、先生がかなり強力な両面テープを探して下さり、私たちの手で作り上げられるように…とご配慮くださったので作った達成感を感じられて、皆さん満足でした。
お花を作っている時はなかなか苦戦していましたが、完成すると皆さん喜んでいました。
作者Aさんの感想
「15個の小さなお花を作るのは大変でしたが、出来上がりがすごく可愛くて楽しい時間を過ごせました。」
2月の手芸は全長約10センチほどのクマ又はウサギのマスコットにビーズやオーガンジーのリボンで作ったフリルのスカートを着せました。
耳にもパールが芯の花飾りを添えて、可愛らしく仕上げました。
クマやウサギはピンクやレモン色、うす紫などの優しい色合いのマスコット。
マスコットの右足の裏にはJan. Augというように英語で月が入っています。作者の誕生日の月を選びました。
カバンや小物にぶら下げてもいいようにストラップがついています。
いつでも一緒に出掛けられますね。
手芸クラブでは、12月にお正月を彩るのにふさわしい華やかなリボンフラワーの花かご、1月には緑色の小さなリースをベースにしたハワイアンリボンストラップを作りました。ストラップは鍵や小物に付けることができ、身近にハワイの雰囲気を味わえます。
入会案内
足立区内に住む視覚に障害を持った者が交流を図り、ともに住みやすい生活をおくれるように活動します。
合わせて、上部団体の東京都盲人福祉協会や同城東地区連絡協議会の事業に参加して、会員相互の交流を持って、障害者福祉の向上に向けて活動します。
本会会員には2種類があります。
本部会員 | 視覚に障害があって身体障害者手帳を所持する方 年会費6,000円 |
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賛助会員 | 本会の活動に応援・支援してくれる視覚障害を持っていない方 年会費4,000円 |
入会に当たっては、必要事項をお知らせ頂きますが、個人情報の保護を遵守します。
従いまして、会員名簿の発行などは行いません。
入会お申込み
メールかお電話にてお申込み下さい。
【入会時にお聞きする事】
- 氏名(読み方)
- 住所
- マンション・ビル名も
- 連絡先
- 固定電話
- 携帯電話
- メールアドレス
- 生年月日
- 身障手帳番号
- 等級
- 視覚障害の有無
- 使用文字
※氏名、住所、連絡先は必須となります。なお、本部会員の入会希望者は身体障害者手帳の番号と等級も必須です。